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NY株式:NYダウは418ドル安、利下げ期待の後退で新年度相場に慎重な見解
記事提供元:フィスコ
*08:51JST NY株式:NYダウは418ドル安、利下げ期待の後退で新年度相場に慎重な見解
米国株式市場は続落。ダウ平均は418.48ドル安の42,573.73ドル、ナスダックは235.24ポイント安の19,486.79で取引を終了した。
年末に向けた利益確定売りが続き、寄り付き後、大幅下落。12月シカゴ購買部協会景気指数の悪化で景気への懸念も浮上し、続落した。同時に、利下げ期待の後退で来年の相場に慎重な見通しも浮上、調整で売りが優勢となり終日軟調に推移。長期金利の低下や半導体のエヌビディア(NVDA)の上昇が下支えとなり、相場は終盤にかけ下げ幅を縮小し終了した。セクター別では自動車・自動車部品が大幅安。
半導体のエヌビディア(NVDA)は、動画共有サービス提供のTikTokを運営するバイトダンスが2025年度、中国以外で最大70億ドル相当出資し、同社の人工知能(AI)チップを使用する計画が報じられ、上昇。航空機メーカーのボーイング(BA)は韓国のジェジュ航空運航の737‐800機の事故を受け、同国当局が同型機を巡り特別検査を実施する計画が明らかになり、警戒感に売られた。
住宅建設会社のKBホーム(KBH)やDRホートン(DHI)などは来年の金利先安観を背景とした需要増期待の後退で、それぞれ下落。バイオ医薬品メーカーのアクサム・セラピューティクス(AXSM)は開発中のアルツハイマー型認知症治療薬を巡る治験結果が目標に満たず、下落。
イエレン財務長官は、債務上限を巡り1月中旬にも達する公算大と警告し、議会に行動を促した。
(Horiko Capital Management LLC)《ST》
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