個人投資家・有限亭玉介:来年の相場展望と共に今注目すべき銘柄で戦略を立てる【FISCOソーシャルレポーター】

2024年12月29日 10:00

印刷

記事提供元:フィスコ

*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:来年の相場展望と共に今注目すべき銘柄で戦略を立てる【FISCOソーシャルレポーター】
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

-----------

※2024年12月23日10時に執筆

「辰巳天井」という相場格言になぞるならば、来る2025年の巳年が天井となっていくのか…それとも今年(辰年)の高値4万2426.77円(2024年7月11日)が既に天井となってしまっていたのか…気になりますねぇ。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

2024年は米大統領選の大イベントがありましたから、2025年の株価は新大統領への期待感と現実とのギャップに揺れ動かされる事となりそうです。トランプ氏の就任によって、日米関係や日中関係などがこれまでとは一変する事となるでしょうな。

干支のアノマリーで「辰巳天井」にあたる「巳」の年は、年後半にパフォーマンスが失速すると予想するアナリストもいるようです。また、「乙(きのと)」という西暦の末尾が5の年は年の前半が冴えないとの事。年の前半も後半も軟調なら、2025年が前年や前々年のパフォーマンスを更新するような勢いは無いかもしれませんねぇ…。

もし2024年7月高値がピークだと考えると、やはりイマイチな気がしますが、こういうのは結果論的な事もありますので、自分の投資戦略と照らし合わせて相場の変化に対応していきましょう。自分の投資戦略で日経平均を上回るパフォーマンスを生み出せてこそ、胸を張って個人投資家と名乗りたいものですな。

今年秋から年末にかけての日経平均は、まるで蛇のようにニョロニョロとボックス相場を形成しております。この相場がトランプ氏の就任後に変化するのか…。また、日銀の利上げも先送りが続いておりますので、次の利上げのタイミングはいつになるのか…というのも重要ですな。ひとまず今回はチャートの強い個別株をチェックして参ります。

底値圏から一気に動意しているデジタルHD<2389>は、決算を機に高配当銘柄として物色が入っているようです。デジタル化支援サービスを提供する同社は24年12月期も堅調で、25年12月の業績はどうなるか注視しております。PBRも1倍割れの割安で、年初来高値を更新したチャートも週足レベルでは過去の株価と比較してまだ安値圏と言えるか…。

宿泊予約システムや会話ツールのAIチャットボットシステムを提供するtripla<5136>も底値圏から切り上げてきましたな。12月16日の決算発表も好調で、25年10月期の経常も過去最高益を更新する見通しです。インバウンドの増加を受けて、宿泊施設に特化したAIチャットボット「tripla Bot」の導入も拡大している模様。海外展開にも積極的なようです。

直近で25日線・75日線を上抜いてきたsantec Holdings<6777>は、データセンター関連として思惑がありますな。25年3月期は過去最高益を更新する予想で、上方修正に加えて増配が好感されました。この勢いがどこまで続くか、次回の決算発表も注視です。

こちらもデータセンター関連として思惑のあるピクセルカンパニーズ<2743>は、金融向けシステム開発を主力としております。エヌビディア製H100を搭載したGPUサーバーと付帯設備の売買契約が好材料視されましたな。チャート調整後の持ち直しに期待です。

12月に入って年初来高値を更新してきた明電舎<6508>は、電力インフラの需要拡大を受けて物色が入っているようです。23年6月から中長期で上昇トレンドを形成しており、また直近で年初来高値を更新した後もトレンドを継続していくか監視中。

最後は直近IPOから転職プラットフォーム「Zキャリア」を運営するROXX<241A>です。チャートは上場したばかりで初値を超えられずにいますが、業績が黒字転換する見通しが立てばトレンドを形成できるかと見ています。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

----

執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず《TY》

関連記事