NY為替:米長期金利の上昇を意識して円買いは縮小

2024年12月28日 07:53

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記事提供元:フィスコ

*07:53JST NY為替:米長期金利の上昇を意識して円買いは縮小
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円35銭まで下落後、157円95銭まで反発し157円91銭で引けた。米11月卸売在庫速報値が予想外のマイナスに落ち込んだほか、米11月前渡商品貿易赤字が予想以上に拡大したことも影響、さらに株安で米国債相場が反発し長期金利が低下に転じ、ドル売りが強まった。また、日本の物価上昇を受けた日銀の追加利上げ観測、さらに、リスク回避の円買いが強まった。その後、株式相場が下げ止まり、米長期金利は反転したことから、円買いは後退。

ユーロ・ドルは1.0440ドルから1.0415ドルまで下落し、1.0424ドルで引けた。独大統領が議会を解散、来年2月23日に総選挙を行うとの決定を受け政局不透明感がユーロ売り材料となった。ユーロ・円は164円83銭まで上昇後、164円18銭まで反落。ポンド・ドルは1.2553ドルから1.2593ドルまで上昇した。ドル・スイスは0.9001フランから0.9028フランまで上昇した。《MK》

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