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欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も利益確定売りが下押し
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、ドル買い継続も利益確定売りが下押し
20日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。米コアPCE価格指数は前回を上回ると予想され、ドル買い材料。ただ、ドルの利益確定売りが出やすい。日本の円安牽制による円買いも上値を抑える要因となろう。
17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では今後の利下げに慎重な姿勢が示され、米金利高・ドル高の展開に。また、日銀は18-19日の金融政策決定会合では追加利上げの時期が不透明になり円は急落。ユーロ・ドルは1.03ドル台半ばに軟化、ドル・円は157円70銭台に水準を切り上げた。ただ、本日アジア市場は日本の円安牽制で円売りは抑制され、ドル・円は158円付近まで上昇後は1円近く失速する場面もあった。
この後の海外市場は日米金融政策がテーマ。今晩発表のコアPCE価格指数が予想通り前回を上回れば連邦準備制度理事会(FRB)の今後の利下げ観測はさらに後退。金利高を背景にドル買い基調は継続しそうだ。一方、日銀の追加利上げ時期は来年3月以降との見方が浮上し、円売り地合いを強める見通し。ただ、重要イベント通過に伴う円売りも予想されるが、ドルの上昇ペースは速く利益確定売りが一段の上昇を抑えるとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁TV出演
・22:30 米・11月個人所得(前月比予想:+0.4%、10月:+0.6%)
・22:30 米・11月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、10月:+0.4%)
・22:30 米・11月コアPCE価格指数(前年比予想:+2.9%、10月:+2.8%)
・22:30 カナダ・10月小売売上高(前月比予想:+0.7%、9月:+0.4%)
・24:00 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:74.2、速報値:74.0)
・24:00 ユーロ圏・12月消費者信頼感指数速報値(予想:-14.0、11月:-13.7)《CS》
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