【株式市場】前場の日経平均は156円安、円高と消費者物価など受け軟調

2024年11月29日 12:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8193円01銭(156円05銭安)、TOPIXは2680.05ポイント(7.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億5988万株、

 11月29日(金)前場の東京株式市場は、為替が円高で始まった上、朝発表の東京都区部の消費者物価指数が予想を上回ったとされたことなどを受け、日経平均は143円安で始まったあと午前10時前に362円09銭安(3万7986円97銭)まで下押したが、前引けにかけては200円近く持ち直した。半導体関連株や鉄鋼、自動車、大手商社株などが総じて軟調だった一方、円高でニトリHD<9843>(東証プライム)などは堅調。消費者物価を受けて日銀の12月利上げ観測が出たようで三井住友FG<8316>(東証プライム)や第一生命HD<8750>(東証プライム)なども高い。

 ワールド<3612>(東証プライム)が急激に出直り三菱商事グループの衣料品企業の買収を好感。セーラー広告<2156>(東証スタンダード)は地方創生予算の倍増など好感されて出直り強めストップ高。BTM<5247>(東証グロース)はヘッドウォータースとの資本業務提携と地方創生予算など好感されストップ高。

 新規上場となったグロービング<277A>(東証グロース)は5600円(公開価格4530円の24%高)で初値をつけ、その後6120円(同35%高)まで上げて売買され前引けは5750円。

 新規上場となったTerra Drone(テラドローン)<278A>(東証グロース)は公開価格2350円。取引開始後に2162円で初値をつけ、その後2459円まで上げて前引けは2370円。

 東証プライム市場の出来高概算は7億5988万株、売買代金は1兆6691億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は812銘柄、値下がり銘柄数は759銘柄。

 東証33業種別指数は13業種が値上がりし、電力ガス、繊維製品、空運、銀行、保険、サービス、倉庫運輸などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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