【株式市場】日経平均は257円高、後場ウクライナ情勢など気にされ売買交錯だが3日ぶり反発

2024年11月22日 16:20

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8283円85銭(257円68銭高)、TOPIXは2696.53ポイント(13.72ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億8134万株

 11月22日(金)後場の東京株式市場は、ウクライナの長距離ミサイル使用を巡りロシアが欧米も攻撃対象になることを示唆とされ、個別物色の様相を強め、日経平均は終始一進一退となり、270円高から380円高(3万8300円から3万8400円)の間で高下した。前場上げた半導体関連株が総じて上げ幅を縮め、トヨタ<7203>(東証プライム)は引け前5分の板寄せで小安く転換。ソニーG<6758>(東証プライム)も軟調。中で、日東紡<3110>(東証プライム)はデータセンター関連として一段と上げ、JPホールディングス<2749>(東証プライム)や西松屋チェーン<7545>(東証プライム)は政府の経済対策への期待などで一段堅調。

 後場は、ANAホールディングス<9202>(東証プライム)が小高く転じて反発相場となり、インタートレード<3747>(東証スタンダード)は暗号資産仲介業の促進など材料視されて一段高のストップ高。リミックスポイント<3825>(東証スタンダード)はビットコイン相場の最高値などで連日一段高のストップ高。HOUSEI<5035>(東証グロース)は高性能サーバーの販売開始でストップ高。

 11月22日に新規上場となったガーデン<274A>(東証スタンダード)は「横浜家系ラーメン」などを運営し、公開価格3200円を4%下回る3060円で初値をつけた後売買交錯となり、後場は一段水準を下げてもみあい大引けは2895円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は16億8134万株(前引けは8億1346万株、)売買代金は3兆7897億円(同1兆8109億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1116(前引けは1265)銘柄、値下がり銘柄数は470(同316)銘柄。

 東証33業種別指数は28業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位は、石油石炭、繊維製品、非鉄金属、サービス、鉱業、建設、金属製品、倉庫運輸、ガラス土石、化学、銀行、パルプ紙、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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