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21日の米国市場ダイジェスト:NYダウは461ドル高、金利先安感が支援
*07:46JST 21日の米国市場ダイジェスト:NYダウは461ドル高、金利先安感が支援
■NY株式:NYダウは461ドル高、金利先安感が支援
米国株式市場は上昇。ダウ平均は461.88ドル高の43,870.35ドル、ナスダックは6.28ポイント高の18,972.42で取引を終了した。
地政学的リスク懸念が緩和し、寄り付き後、上昇。シカゴ連銀のグールズビー総裁が来年の金利が「現状を下回るだろう」との考えを示すと、金利先安感に買われ、相場を押し上げた。ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり伸び悩んだが半導体のエヌビディア(NVDA)の決算を好感した買いが下支えとなり、かろうじてプラス圏を維持し、終了。セクター別では、不動産管理・開発が上昇した一方、メディア・娯楽が下落した。
ソフトウエア・ソリューションのスノーフレーク(SNOW)は新製品の需要が好調で、製品売上高見通しが市場予想を上回り、大幅高。農機具メーカーのディア(DE)は四半期決算で利益と売上高が予想を上回ったほか、幹部の楽観的な見解が好感され、上昇。化粧品メーカーのe.l.fビューティー(ELF)は空売り投資家による同社が需要を誇張しているとする売り推奨レポートを巡り、会社側が否定したため、上昇。
会員制スーパーマーケット運営会社のビージェーズ・ホールセール(BJ)は第3四半期決算で同業のコストコホールセール(COST)に追随する形で会員費の値上げを発表、業績上方修正が好感され、上昇。検索のグーグルを運営するアルファべット(GOOG)は司法省(DOJ)や複数の州当局がグーグルの独占解消に向け、インターネット閲覧ソフト「クローム」の売却命令などを求めるビジネス手法の是正案を裁判所に提出、さらにAI(人工知能)開発の新興企業オープンAIによる検索分野参入の思惑などに売られた。
カジュアル小売りのギャップ(GAP)は取引終了後に四半期決算で1株当たり利益が予想を上回り、時間外取引で上昇している。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:日銀12月追加利上げ観測存続、円堅調
21日のニューヨーク外為市場でドル・円は153円91銭まで下落後、154円70銭まで上昇し、154円45銭で引けた。植田総裁発言受け日銀12月金融政策決定会合でも追加利上げが選択肢となるとの見方に円買いが強まった。その後、株高に連れたリスク選好の円売りが強まったほか、先週分新規失業保険申請件数が予想外に減少したため長期金利が上昇に伴いドル買いに転じた。
ユーロ・ドルは1.0544ドルから1.0462ドルまで下落し、1.0473ドルで引けた。ユーロ圏11月消費者信頼感指数速報値が予想外に悪化し、ユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、162円69銭から161円75銭まで下落した。ポンド・ドルは1.2658ドルから1.2576ドルへ下落した。ドル・スイスは0.8825フランから0.8870フランまで上昇した。
■NY原油:反発で70.10ドル、節目の70ドルを上回る
NY原油先物1月限は反発(NYMEX原油1月限終値:70.10 ↑1.35)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は、前営業日比+1.35ドル(+1.96%)の70.10ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは68.86ドル-70.38ドル。アジア市場で68.86ドルまで下落した後、米国市場の序盤にかけて70.38ドルまで反発。供給不安が高まり、調整的な買いが入ったようだ。ただ、その後は上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では70ドルを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 46.46ドル +0.40ドル(+0.86%)
モルガン・スタンレー(MS) 134.99ドル +3.30ドル(+2.50%)
ゴールドマン・サックス(GS)596.11ドル +14.18ドル(+2.43%)
インテル(INTC) 24.44ドル +0.43ドル(+1.79%)
アップル(AAPL) 228.52ドル -0.48ドル(-0.20%)
アルファベット(GOOG) 169.24ドル -8.09ドル(-4.56%)
メタ(META) 563.09ドル -2.43ドル(-0.42%)
キャタピラー(CAT) 389.59ドル +8.09ドル(+2.12%)
アルコア(AA) 46.45ドル +0.71ドル(+1.55%)
ウォルマート(WMT) 88.39ドル +1.21ドル(+1.38%)《ST》
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