NYの視点:米11月住宅市場指数は予想外に上昇、次期政権の規制緩和による建設増期待が膨らむ

2024年11月19日 07:37

印刷

記事提供元:フィスコ

*07:37JST NYの視点:米11月住宅市場指数は予想外に上昇、次期政権の規制緩和による建設増期待が膨らむ
全米ホームビルダー協会(NAHB)が発表した11月NAHB住宅市場指数は46と、10月43から低下予想に反し、上昇した。3カ月連続の上昇で4月来で最高。前年の34も大きく上回った。ただ、建設業者の悲観的見通しと楽観的見通しの境目となる50を7カ月連続で下回った。

一戸建て販売の現況、見通し、購買見込み客足指数の3項目とも上昇。6か月売り上げ見通しは7ポイント上昇し64と、22年4月来で最高を記録した。トランプ次期政権による規制緩和で、建設が増加するとの期待が指数を押し上げたと見られている。加えて、住宅ローン金利もペースは遅れる可能性はあるが、低下基調が維持されると期待され、住宅市場の支援材料になると見る。

一戸建て販売現況は49と6か月ぶりの高水準。購買見込み客足指数は32と4月来の高水準となった。住宅市場の改善は今後の成長を助長する。

■住宅市場指数:46(10月43)
一戸建て販売現況:49(47)
一戸建て販売見通し:64(57)
購買見込み客足指数:32(29)《CS》

関連記事