【株式市場】日経平均は27円安、防衛関連株の下げ目立ち大引け間際に軟化し小反落

2024年10月21日 16:19

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8954円60銭(27円15銭安)、TOPIXは2679.91ポイント(9.07ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億134万株

 10月21日(月)後場の東京株式市場は、三菱重<7011>(東証プライム)が一段軟調に始まり、石破首相の重点政策の一つである「防衛」関連株の下げが目立つとされ、衆議院選での与党苦戦の見方があった一方、アドバンテスト<6857>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)は一段ジリ高など、明暗の分かれる相場になった。日経平均は前引け比95円安の34円高で始まり、中盤は70円高、100円高と堅調だったが、為替の円高を受けて大引け間際に値を消し、前日比で反落となった。

 後場は、核融合関連株のジェイテックコーポ<3446>(東証プライム)が一段と上げ、高市氏や日本維新の会の政策に乗るとの見方。一方、マーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)も一段と上げ不用品リユースで米沢市との提携により提携自治体数が186に達し、石破首相の地方活性化政策に乗るとの見方。イクヨ<7273>(東証スタンダード)は一段と出直り幅を広げ、9月下旬から10月初のM&Aを材料視した上げ相場の調整進み買い再燃の見方。Kaizen Platform<4170>(東証グロース)は延岡市の防災強化実証事業への参画など材料視され出直り急激。

 東証プライム市場の出来高概算は15億134万株(前引けは7億8705万株)、売買代金は3兆4127億円(同1兆7628億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は698(前引けは894)銘柄、値下がり銘柄数は888(同671)銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした指数は8業種(前引けは21業種が値上がり)にとどまり、海運、ゴム製品、精密機器、サービス、ガラス土石、石油石炭、陸運、電気機器、が高かった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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