【株式市場】日経平均は269円安、後場底堅かったが終盤に値を消し安値引けで2日続落

2024年10月17日 16:05

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8911円19銭(269円11銭安)、TOPIXは2687.83ポイント(2.83ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億3220万株

 10月17日(木)後場の東京株式市場は、アドバンテスト<6857>(東証プライム)などが14時半頃までジリジリと下げ幅を縮め、14時半に台湾TSMCが四半期決算を発表とされ好数字に期待が強まる様子になった。前場全面高の電力株は関西電力<9503>(東証プライム)が一段ジリ高など好調持続。日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株は米バフェット氏好みとされ一段高。みずほFG<8411>(東証プライム)は高値引けなど銀行・保険株もしっかり。日経平均は後場寄りから14時過ぎまで下げ幅200円台前半のゾーンで小動きを続け、14時半過ぎにかけては23円安まで持ち直したが、大引けにかけて急速に値を消し、安値引けで2日続落となった。

 後場は、ダイレクトマーケティングミックス<7354>(東証プライム)が一段高となり、業務選別などによる利益率の改善が目立つとされ下期も期待の様子。太平洋セメント<5233>(東証プライム)は14時半に発表した自社株買いが好感されて急動意。マナック・ケミカル<4360>(東証スタンダード)は農水省の推進事業への採択が材料視され14時半頃から急伸しストップ高。助川電工<7711>(東証スタンダード)は一段と出直り選挙本番に入り次世代エネルギー政策に期待再燃。イオレ<2334>(東証グロース)はGMOリサーチ&AIとの提携など材料視されて前場急伸し後場は終始ストップ高買い気配。ラストワンマイル<9252>(東証グロース)は順延していた決算発表日を10月18日と発表したことで安堵感が広がり急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は16億3220万株(前引けは7億9888万株)、売買代金は3超7538億円(同1兆7785億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は559(前引けは697)銘柄、値下がり銘柄数は1026(同879)銘柄。

 東証33業種別指数は13業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、海運、銀行、空運、証券商品先物、ゴム製品、不動産、倉庫運輸、輸送用機器、建設、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【どう見るこの相場】自民党総裁選フライング相場に反動懸念、政治改革期待と「御用金相場」に注目(2024/09/30)
【どう見るこの相場】10月相場入り、政局と経済指標に注目、日米中央銀行の金融政策と政治スケジュールが鍵(2024/09/24)
【どう見るこの相場】悪環境耐性のデジャブ相場到来?住宅株がけん引する次の相場とは(2024/09/17)
【どう見るこの相場】彼岸を迎え、相場観に変化か?~不確実性高まる市場で求められる戦略~(2024/08/29)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事