【株式市場】日経平均は903円高、後場28円高から一気に上げて高値引け、7月31日以来の3万9000円台

2024年9月27日 16:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万9829円56銭(903円93銭高)、TOPIXは2740.94ポイント(19.82ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増えて22億4955万株

 9月27日(金)後場の東京株式市場は、円安基調が強まり1ドル146円台に入ったことなどを受け、前場は軟調だったホンダ<7267>(東証プライム)が急速に値を戻して14時過ぎから高くなり、キヤノン<7751>(東証プライム)やレーザーテック<6920>(東証プライム)はジリ高、三菱重<7011>(東証プライム)は一段高など、値上がりする銘柄が広がった。自民党の総裁選で高市氏の優勢が伝えられ、アベノミクス相場の再来に期待する様子となり、幅広く買われた。建設株や銀行株は安い。日経平均は28円高で始まったが次第に上げ幅を広げ、14時過ぎに800円高を超えた後に多少高下したが大引けは903円高の高値引け。終値での3万9000円台は7月31日以来となった。

 後場は、資生堂<4911>(東証プライム)が一段と上げるなど中国景気関連株が前場に続いて人気化し、三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)も次第高で高値引け。商船三井<9104>(東証プライム)は59円安だが9月中間配当の配当落ち分(予想配当180円)からみて実質値上がり。GameWith<6552>(東証スタンダード)はアプリ課金事業での連携が好感されてストップ高。テクノ菱和<1965>(東証スタンダード)は14時に発表した業績・配当予想の増額修正を受けて急伸しストップ高。QPS研究所<5595>(東証グロース)は一段高のストップ高となり高精度な衛星画像などに注目強く2日連続大幅出直り。上場3日目のROXX<241A>(東証グロース)は初めて値上がりし大幅反発。

 新規上場となったAiロボティクス<247A>(東証グロース)は2514円(公開価格1760円の43%高)で初値をつけた。後場2620円(同49%高)まで上げて大引けは2525円(同44%高)だった。

 東証プライム市場の出来高概算は22億4955万株(前引けは9億3451万株)、売買代金は5兆6355億円(同2兆3421億円)。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は642(前引けは474)銘柄、値下がり銘柄数は928(同1099)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、機械、化学、不動産、電気機器、ゴム製品、非鉄金属、輸送用機器、ガラス土石、小売り、食料品、繊維製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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