メルコインで副業　メルカリとビットコインを組み合わせたサービス

　仮想通貨取引所は数多くあるが、中でもメルコインはユニークな存在である。本記事では、メルコインの概要や始め方、そして副業として稼ぐためのヒントについて紹介する。

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■「メルカリ」アプリ内のビットコイン取引サービス

　メルコインとは、フリマアプリ「メルカリ」が提供する仮想通貨取引サービスで、ビットコインの売買に特化している。メルコインの特徴は、従来の仮想通貨取引所と比べて、メルカリユーザーがより手軽にビットコインを取り扱える点だ。

　通常、仮想通貨の取引には専門の取引所での口座開設や手続きが必要だが、メルコインではメルカリアプリ内から直接ビットコインの売買が可能である。これにより、メルカリ利用者は普段のフリマ取引と同じように、直感的にビットコインを運用できる。

　メルコインは、ビットコインの売買だけでなく、保有しているビットコインの確認や送受信などの管理も簡単に行える。特にメルカリの利用者にとっては、既存のアカウントを使って面倒な手続きなしにビットコインを購入できるため、とても便利だ。

　また、メルカリの売上金やメルペイ残高を使って直接ビットコインを購入できる機能もある。手持ちの現金を使わずに、仮想通貨の世界に簡単にアクセスできる点は、メルコインが注目を集める理由の一つでもある。

　メルコインは、基本的にメルカリのプラットフォーム内で完結できる仕組みになっている。ユーザーは、メルカリアカウントにログインした状態で「マイページ」からメルコインを利用可能だ。メルカリ内での支払いにも、メルコインのビットコインが使える。

　メルコイン内での売買にかかる手数料は無料で、ビットコインをメルペイ残高にするのも無料だ。しかし、メルコインのビットコインをメルペイに移し、これを現金化する際は、通常のメルカリアプリと同様に出金手数料が200円かかる。

■メルカリと連動させて手軽にビットコインを売買

　メルコインを利用してビットコインの取引を始めるのはとても簡単だ。まず、メルカリのアカウント登録を行う。

　既にメルカリを利用している場合は、「マイページ」をタップし、「ビットコイン」の項目に横に表示される「はじめる」をタップする。次に、本人確認手続きを求められるので、登録完了すればメルコインの利用が可能になる。

　メルコインの取引を始める際に必要なものは、メルカリのアカウントに加えて、売上金などのメルペイの残高だ。これらが整ったら、メルカリのアプリ内でメルコインのメニューからビットコインを購入することができる。

　ビットコインの価格はリアルタイムで表示され、購入金額を指定するだけで取引が完了する。

　次に、メルコインを利用して稼ぐためのヒントについて紹介する。まずビットコインは価格変動が大きいため、相場の動向を注視することが重要だ。基本的な稼ぎ方としては、安い時に買って高い時に売る「価格差取引」があるが、これはタイミングを見極めることが非常に大切である。

　メルコインの特徴として、フリマアプリを使用して日常的にメルカリを利用するユーザーが多い。そのため、頻繁にアプリをチェックし、相場の変動を把握しやすい環境にある。これを活かして、効率的に取引を行うことが可能だ。

　またメルコインの魅力は、メルカリの売上金をそのままビットコインの購入に使える点にある。例えば、不要品を売って得た売上金をビットコインに変えて、仮想通貨市場で資産運用を始めることができる。これにより、現金を使わずに仮想通貨投資をスタートできるため、リスクを抑えて運用できるのだ。

　メルコインは、取り扱いがビットコインのみに限定される点がデメリットだ。しかし、他の仮想通貨取引所に比べて手数料が低く、使い慣れたメルカリアプリ内で完結できるメリットがある。

　メルカリの売上金やメルペイの使い道で困っている場合、メルコインでビットコイン投資を始めるのは、低リスクな副業となり得るだろう。（記事：西島武・記事一覧を見る）