【株式市場】日経平均は後場軟調で14円安、銀行株などは強くTOPIXは小高い

2024年9月3日 16:16

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

【日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部】

◆日経平均は3万8686円31銭(14円56銭安)、TOPIXは2733.27ポイント(17.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億5032万株

 9月3日(火)後場の東京株式市場は、半導体関連株に一段軟化する銘柄が目立ち、前場は高かった自動車株にも値を消す銘柄がみられ、一部には、米国で想定されている利下げの幅が縮まるとの見方があるもよう。中で、みずほFG<8411>(東証プライム)などは一段と上げ、セブン&アイ・HD<3382>(東証プライム)も一段ジリ高。日清オイリオG<2602>(東証プライム)も一段ジリ高など消費関連株の一角が動いた。日経平均は前引けから130円安い44円安で始まり、14時半過ぎまで100円安鵜の3万8600円前後を下値にもみ合い、大引けにかけては持ち直して小幅な反落にとどまった。TOPIXは小高い。

 後場は、さくらインターネット<3778>(東証プライム)が中盤から上げて続伸基調となりサーバーを地方にも分散との政府方針など材料視。ミガロHD<5535>(東証プライム)は午前11時頃から急動意となり長谷工コーポ<1808>(東証プライム)グル-プとの顔認証システムの実証実験など材料視。ジーダット<3841>(東証スタンダード)は2日連続ストップ高となり欧州企業との代理店契約など材料視。農業総研<3541>(東証グロース)、雨風太陽<5616>(東証グロース)はコメ不足・高騰のなか産地直販が可能とストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億5032万株(前引けは7億6631万株)、売買代金は3兆3167億円(同1兆6353億円)。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は1230(前引けは1336)銘柄、値下がり銘柄数は364(同272)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、保険、陸運、繊維製品、小売り、情報通信、電力ガス、建設、その他金融、証券商品先物、医薬品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

【関連記事・情報】
【どう見るこの相場】震源地不明のマーケット、投資家は「金」に走る?日銀・FRBの思惑と政情不安で株価の行方は?(2024/08/26)
【どう見るこの相場】「植田ショック」のリベンジ相場は基本は業績上方修正でフルとダブルのセット銘柄(2024/08/05)
【どう見るこの相場】NY離れはNY回帰か?!不確定相場では順張り、逆張りの二刀流スタンスに活路(2024/07/29)
【どう見るこの相場】「確トラ」に「もしハリス」が激突の「もう一難」相場では足元重視の猛暑関連株にもう一つの夏相場を期待(2024/07/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事