NY為替:米国経済の減速を懸念、リスクオフ

2024年8月2日 06:53

印刷

記事提供元:フィスコ

*06:53JST NY為替:米国経済の減速を懸念、リスクオフ
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は150円89銭まで上昇後、149円29銭まで反落し、149円33銭で引けた。欧州通貨安に連れドル買いが強まったのち、米週次失業保険申請件数が予想以上に増加し1年ぶりの高水準となったこと、ISM製造業景況指数も予想を下回り4カ月連続の活動縮小、6月建設支出も予想外の減少となるなど、景気の大幅減速を示すデータを受けて米長期金利低下に伴うドル売りに拍車がかかった。リスク回避の円買いも強まった。

ユーロ・ドルは1.0818ドルまで上昇後、1.0778ドルまで下落し、1.0791ドルで引けた。ユーロ・円は、162円89銭まで上昇後、161円13銭まで下落。ポンド・ドルは1.2840ドルへ上昇後、1.2727ドルまで下落した。英中銀は金融政策決定会合で利下げを決定し、長期金利低下に伴いポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.8775フランから0.8726フランまで下落した。《MK》

関連記事