日経VI:小幅に低下、株価下落で午後は警戒感も

2024年7月24日 16:05

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記事提供元:フィスコ

*16:05JST 日経VI:小幅に低下、株価下落で午後は警戒感も
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は24日、前日比-0.05(低下率0.26%)の19.01と小幅に低下した。なお、高値は19.32、安値は18.37。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落して始まった。取引開始後、午前の時間帯は日経225先物が下値の堅い展開となったことから警戒感は広がらず、日経VIは低下した。しかし、午後に入って円高・ドル安が進み、日経225先物が下げ幅を広げると、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが意識され、日経VIは低下幅を縮め、概ね昨日の水準近辺での推移となった。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。《SK》

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