新興市場銘柄ダイジェスト:ライフネットは上場来高値、ポストプライムがストップ高

2024年6月26日 15:37

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記事提供元:フィスコ

*15:37JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ライフネットは上場来高値、ポストプライムがストップ高


<3491> GA TECH 1463 +38
大幅に3日続伸。SBI証券が投資判断を「買い」で継続した上で、目標株価を4200円から4400円(前日終値1425円)に引き上げている。SBIは営業利益予想について、24年10月期は40.60億円から42.19億円に、25年10月期は57.26億円から61.76億円に、26年10月期は74.10億円から77.87億円にそれぞれ上方修正した。また、千葉銀行<8331>の「ちばぎんSDGsリーダーズローン」による4億円の融資契約を締結したと開示している。

<5035> HOUSEI 499 +21
大幅に反発。新サービス「生成AIローコード開発プラットフォーム」のプレリリース版を7月1日から提供開始すると発表している。生成AIのメジャーな基盤モデルとの連携が可能で、高度なプログラミングスキルを用いずに生成AI活用アプリケーションを開発できるとしている。26日15時からサービスの概要や活用例などを紹介するオンライン発表会を100名限定(要事前申し込み、先着順)で開催する。

<7676> グッドスピード 932 -104
大幅に3日続落。石油製品卸などを手掛ける宇佐美鉱油(愛知県津島市)と資本業務提携契約を締結すると発表している。第三者割当増資で宇佐美鉱油にグッドスピードの新株176万4800株を割り当てる。調達資金の約14.77億円は、自動車販売関連で商品の仕入資金に充当する予定。また、宇佐美鉱油はグッドスピードに対する第2回株式公開買い付け(TOB)を公表している。TOB価格は1株につき850円で、前日終値(1036円)を下回っていることから売り材料視されているようだ。

<198A> ポストプライム 1030 +150
ストップ高。20日に新規上場して以降、投資資金の流入が続いている。24年5月期の営業利益予想は前期比39.1%増の3.43億円。投資を学ぶSNS「PostPrime」を運営しており、サブスクリプション登録の増加などで利益が拡大すると見込む。同じく20日に上場したWOLVES HAND<194A>、21日に上場したMFS<196A>のほか、11日上場のD&Mカンパニー<189A>も急伸しており、直近の新規株式公開(IPO)銘柄が人気を集めているようだ。

<4575> CANBAS 562 +80
大幅に4日続伸でストップ高。24年6月期の営業損益予想を13.63億円の赤字(前期実績9.65億円の赤字)と発表している。抗がん剤候補化合物CBP501の米国臨床第2b相試験の準備を実施したことに加え、欧州臨床第3相試験の準備が進捗したことから研究開発費が増加した。前期に比べて赤字が拡大する見通しだが、売り材料出尽くし感が広がっていることに加え、臨床試験の準備進捗が好感されて買いが集まっているようだ。

<7157> ライフネット 1840 +204
上場来高値。投資運用業のありあけキャピタル(東京都中央区)がライフネット生命保険株を5.04%(404万7100株)保有していることが5%ルールに基づく大量保有報告書で明らかになり、買い手掛かりとなっている。報告義務発生日は18日で、保有目的は純投資(投資一任契約に基づく運用を目的としている)及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこととしている。《ST》

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