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スタートアップ企業の経営者に提言、成功起業家の「ここ」に学ぶのも一法か!?
メドピア(6095)。医師コミュニティサイトを展開している。創業者社長の石見陽氏自らが医師。「患者の為に最も役立つことは何か。最良の治療法であり、治療薬。その実現には、医師が臨床例や使用薬を共有することが不可欠」と考えた。
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各種学会をしらみつぶしに歩き医師を口説きまわり、サイトの参加者を増やしていった。サイト上で臨床例・有効な薬品を広く知ることは医師の為であり、同時に患者の為。ちなみに医師の参画料は無料。医薬品メーカーのサイト上の広告料が収入。
日本管財HD(9347)。ビルや住宅の清掃管理が主軸の、総合管理会社大手。1965年に創業者会長の福田武氏の実体験から起業された。
学生時代、建物の清掃会社でアルバイトをした。「一つのビルの清掃・設備管理・警備を別々の会社が請け負っている。相互の連携が取られていないから、ビル管理が上手くいかない。一社で全ての業務を担えば、ビル側にとっても効率的な総合管理体制になるはずだ」と痛感したのが、起業に繋がった。
アンビスホールディングス(7071)。医心館事業を展開している。末期がんや人工呼吸器に頼らざるをえない、あるいは特定疾患や障害があるなど慢性期・終末期医療の患者専門の在宅型病床。24時間365日体制で看護師・介護士が常駐、看取りも行う。
創業者社長の柴原慶一氏は名古屋大学医学部・京都大学大学院に学び国立遺伝子研究所准教授というキャリアの持ち主。「長らく迷った。人生に第2章があっても良いのではないのか」と。決断。事業家への道を歩み始めたのは2010年。14年医心館事業に進出した。
BASE(4477)。個人・小規模事業者向けECプラットフォーム(ベース)を運営。創業者代表の鶴岡裕太氏はEC時代本格化の中で、ネットショップ作成サービスに着目した。洋装店を営んでいた母親のこんな言葉も「ネットショップをやってみたい。でも費用的にも技術的にも難しそう。ダメね」。背中をドンと押された。
ファーストロジック(6037)。投資用不動産サイト「楽待」を展開している。創業者社長の坂口直大氏は元システムエンジニア(SE)。職場の先輩から「SE35歳定年説を知っているか」と聞かされた。「日々進化するIT。そんな世界に身を置くSEは、知的・体力的に30代も半ばになれば窓際が待ち構えている」という当時の通念だった。
妙に納得した坂口氏は「安定した収入の道を準備しておかなくては」と焦り、家賃収入の道を模索した。が年収300万円足らずの身。銀行にも不動産業者にも相手にされなかった。「ならば不動産投資家の仲介業を」に至った。起業家魂としか言葉を知らないが、当時すでに不動産ポータルサイトとして「スーモ」等があった。が坂口氏は、同じ枠組みでは参入しなかった。
「具体的な物件情報は一切なし」というサイトとして立ち上げた。投資家(ユーザー)はまずサイトに、自身の属性・希望物件の条件を入力する。個人名・連絡先は伏せられてデータベースに登録される。それを閲覧した不動産会社は「これなら」と思う物件を提案する。
ユーザーは興味を持てば『問い合わせ』、なければ『お断り』と回答する。問い合わせの場合のみ、不動産会社に投資家の連絡先が表示される。後の交渉にファーストロジックは一切関与しない。加盟不動産会社の広告が収入源。
etc・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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