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福島第一原発の処理水放出が始まる、完了まで30年の見通し
記事提供元:スラド
東京電力ホールディングスは24日、福島第1原子力発電所敷地内で蓄積されていた原発処理水の海洋放出を開始した。初回放出では17日間かけて7800トンの処理水を流す。初回放出では、1トンの処理水を1200トンの海水で希釈、トリチウム濃度は1リットル当たり43〜63ベクレルとなっている。初日の24日放出分は約200トンで、順調に進むと9月中旬までに初回放出が完了する予定。2023年度には合計で4回の放出を行い、総放出量は保管量の2.3%にあたる3万1200トンになるとしている。放出の完了には30年程度という長期間が見込まれている(NHK、日経新聞、読売新聞)。
あるAnonymous Coward 曰く、 処理水とは、福島第一原発事故で溶け落ちて固まった核燃料を冷却した後の汚染水を浄化処理し、大部分の放射性物質を除去したもの。除去しきれないトリチウムについては、放出設備で大量の海水と混ぜて100倍以上に薄め、濃度を国の排出基準の40分の1未満の1リットル当たり1500ベクレル未満に抑える予定。健康に影響はないが、マスメディア等による風評被害が懸念されている。
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