宇都宮駅東口の複合施設「ウツノミヤテラス」、開業日が8月26日に決定

2022年7月22日 07:35

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ウツノミヤテラスの外観イメージ(住友商事発表資料より)

ウツノミヤテラスの外観イメージ(住友商事発表資料より)[写真拡大]

 次世代型路面電車の芳賀・宇都宮LRT(ライトレール)開業に向け、栃木県宇都宮市の宇都宮駅東口で整備が進む14階建て複合施設「Utsunomiya Terrace(ウツノミヤテラス)」(宇都宮市宮みらい)の開業日が、8月26日と決まった。整備を担当する住友商事が明らかにしたもので、開業当日は記念のセレモニー、イベントが予定されている。

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 ウツノミヤテラスは、LRT開業に先駆けて宇都宮駅東口で進めている再開発事業の中核を担う。施設は約7,700平方メートルの敷地に建つ鉄骨14階建て延べ約3万7,400平方メートル。1~6階に商業施設が入り、スーパーの「ヨークベニマル」、餃子の「宇都宮みんみん」、雑貨の「トチギマーケット」などが入居する。5~14階には全288室のカンデオホテルズ宇都宮が入る。

 宇都宮駅東口の再開発事業は周辺2万6,000平方メートルを再開発する計画で、2棟の複合施設、コンベンション施設、分譲マンション、脳神経脊髄脊椎外科の高度専門病院、交流広場、市営駐輪場などを設ける。このうち、高度専門病院は2021年12月にオープン。分譲マンションは2022年6月から分譲を開始しており、ウツノミヤテラスが第3弾となる。

 LRTの起点となる宇都宮駅東口を北関東の中心部にふさわしい姿に変え、市民やLRT利用者の利便性を高めるのが狙い。同時に11月に隣接地で開業予定の大型交流拠点施設「ライトキューブ宇都宮」と合わせ、地域に愛される「街の顔」に育てる方針。

 LRTは宇都宮駅東口から隣接する芳賀町の芳賀・高根沢工業団地を結ぶ全長14.6キロ。2023年春に開業する予定だったが、一部区間の工事の遅れが宇都宮市議会に報告されており、予定より開業が遅れる公算が大きくなっている。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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