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副業解禁は企業にとって有益なのか 企業のメリットは何か
近年、働き方改革が進められており、2018年には政府も副業解禁へと舵を切った。副業解禁は労働者にとっては「働き方の選択肢が増える」、「収入が増える」といったメリットがある。一方で企業にとっては、どのようなメリットがあるのだろうか。今一度考えてみたい。
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■社員の定着率が高まる
経験を積みスキルを身につけると、転職や独立を視野に入れる社員も珍しくはない。副業が禁止されていると新たなステージに進むためには退職を余儀なくされてしまうが、副業が容認されていれば、会社に在籍しながら新たな仕事を始めることができるため定着率の向上につながる。
■社員の成長が会社の成長につながる
副業を行うことで自社では携われない業務にも従事することができる。副業を通して新たなスキルや知識を身に付ければ、本業でも仕事の幅を広げることが可能となる。さらには人脈も広げることができるので、新規開拓に繋げられる可能性もある。
副業によって得られたスキルや人脈は社員自身の財産となるだけでなく、会社にとっても大きな財産となる可能性を秘めているのだ。
■採用に有利に働く
副業解禁に伴い副業に関心を示す労働者が増えている。その結果副業を禁止している企業には、魅力を感じないと考える労働者も多くなっており、副業を禁止することが採用に不利に働く恐れがある。さらに優秀な人材であればあるほど、多くの企業から声をかけられる機会があり、働き方が限定される副業禁止企業にわざわざ入社するメリットはない。副業の容認は労働者にとって大きな魅力となるため、採用にプラスの効果をもたらす。
■まとめ
労働者の自由な働き方を促すために行われた「副業解禁」だが、実は企業にとっても大きなメリットがある。副業を通じて自社ではできない経験を積むことで社員のさらなる成長が見込め、本業でのパフォーマンス向上を望むことができる。
また労働者にとって「副業の可否」は会社を選ぶ上で大きなポイントとなっており、副業を解禁することが社員の流入を促し、流出を防止することにつながっていく。
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