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ウェアラブルデバイス市場拡大続く、アジア太平洋地域に勢い 18年第3四半期
IDC Japanは19日、18年第3四半期の世界および国内のウェアラブルデバイス市場規模を発表した。世界のウェアラブル市場は前年同期比21.7%増の約3,200万台、日本は同40.1%増の約21万台と大幅に伸長しているという。
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■世界のウェアラブル市場(18年第3四半期)トップ5
世界のウェアラブル端末出荷台数トップ5企業は以下の通り。
1位: Xiaomi 690万台(前年同期比90.9%増)、2位: Apple 420万台(同54.0%増)、3位: Fitbit 350万台(同3.1%減)、4位: Huawei 190万台(同20.3%増)、5位: Samsung 180万台(同91.0%増)。その他は合計で1,370万台(同0.8%減)だった。
アジア太平洋地域が成長を大きくけん引、メーカーではGarminやHuaweiの新製品が健闘したという。なかでもウェアラブルデバイス最大の市場である中国は、低価格かつベーシックタイプの強いニーズにより大きな存在感を保っている。
他方、米国では前年同期比0.4%減となったが、これは市場が新規ユーザーから買い替え需要にシフトした結果だとしている。
■日本のウェアラブル市場(18年第3四半期)トップ5
日本のウェアラブル端末出荷台数トップ5企業は以下の通り。
1位: Apple 10.6万台(前年同期比149.8%増)、2位: Fitbit 4.0万台(同41.1%増)、3位: Garmin 2.1万台(同14.1%減)、4位: Epson 1.9万台(同16.9%減)、5位: Huawei 0.6万台(同122.2%増)。その他は合計で1.9万台(同37.2%減)だった。
国内はトータルで21%増と成長。アップルウォッチの新製品投入が市場を大きくけん引した。
■ウェアラブル市場は今後も拡大へ
IDC Japanは10月に、22年までの世界出荷台数予測も発表。18年の世界市場は前年比6.2%増の1億2,256万台、22年は1億9,039万台の出荷と予測している。
ウェアラブル市場のメインとなる「腕時計型」、「リストバンド型」は堅調に推移、その他では「耳掛け型」が大幅に成長するという。このタイプはオーディオ機器にプラスする機能が搭載され、フィットネストラッキングやコーチング、リアルタイム翻訳を搭載した新製品が既に市場に登場していることから、今後さらに多方面において伸長する可能性があるとしている。
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