指輪型スマートデバイス「ORII」発売 指を耳に当てるだけで通話やメール

2018年12月19日 16:41

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「ORII」の利用イメージ。(画像: プラススタイルの発表資料より)

「ORII」の利用イメージ。(画像: プラススタイルの発表資料より)[写真拡大]

  • 「ORII」。
  • 利用ケース。
  • 専用アプリのイメージ。

 世の中にない全く新しいIoT製品を提供するプラットフォーム「+Style」の「ショッピング」において、また見たことことがない新しいミライの商品が登場する。指輪型スマートデバイス「ORII(オリー)」だ。「ORII」は、香港に拠点をおくOrigami Labsが開発した製品で、ビーラボ(東京都千代田区)が「+Style」に出品する。

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 「ORII」は、指を耳にあてるだけで電話をかけたり、音声アシストで多機能操作を実現する最新型のスマートボイスアシスタント。スマホを手に取って操作する、そうした当たり前の一歩先を行く近未来を実現してくれるツールだ。注目はその革新的なユーザビリティ。ボタン1つでアクセスでき、高機能マイクによりSiriやGoogleアシスタントを呼び出して気軽に使うことができる。スマホを取り出すことなく、「今日の天気は?」「午前7時に起こして」といった具合に会話するような手軽さでスマホの機能を使うことができる。

 移動中や手がふさがっていてスマホを取り出せない場合でも、「ORII」をはめた指と声さえあれば、メール送信や電話による通話も可能。音声通話は、骨伝導技術を利用している。従来のイヤホン型とは異なり、鼓膜を通さず直接耳の内側に振動を伝えるため、大きな騒音があるような場所でも気にせず音声を聞き取ることができるという。電話やメール以外にも、SMSやFacebookメッセンジャー、LINEを利用することも可能だ。

 「ORII」を開発したのは、香港科技大学の学生たちが集まって立ち上がったOrigami Labs。人生がもっとシンプルで人間的なものになるように挑戦を続けている。そして、「ORII」を「+Style」に出品するのが、ビーラボだ。「物やサービスの提供を通じ、新しく価値のある体験を提案すること」をミッションに掲げ新しい体験を創造する活動を展開している。昔アニメや映画で見た未来の世界、それはもうすぐそこにあるのかもしれない。(記事:香川大輔・記事一覧を見る

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