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米ウーバー、大阪でタクシー配車開始へ 未来都と提携
米ライドシェア大手のウーバーテクノロジーの日本法人と大阪のタクシー大手、未来都(大阪府門真市)は3日、2019年1月を目標に、スマートフォンのアプリを使ったタクシー配車サービスを始めると発表した。大阪では、既に中国のライドシェア大手、ディディチューシン(滴滴出行)がソフトバンクと組んだ合弁会社により、同様の配車サービスを開始している。大阪の外国人観光客の増加や2025年の大阪万博開催、カジノを含むIR構想などをにらみ、大阪を舞台にライドシェア大手2社の競争が激化しそうだ。
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この配車サービスは、ウーバーのスマートフォンアプリを使用。利用者がアプリに行き先や迎車場所などを入力するとタクシーを呼ぶことができ、配車が決まるとタクシーの到着時間やおおよその料金を確認できる。また、支払いはアプリを通じたクレジットカード決済で行う。未来都は、大阪府中部の門真市の本社を含め、大阪市内や堺市など府内10カ所の営業所で642台のタクシーを保有する大阪では最大級のタクシー会社。
ウーバーはライドシェア(相乗り)サービスを、米国をはじめ世界各地で展開しているが、日本では、運送業者以外の個人が料金を取って他人を車に乗せることは、道路運送法に触れる恐れがある。このため、ウーバーはタクシー業界と提携した配車サービスを全国の都市で展開することにしている。
既に今年7月から兵庫県の淡路島で実証実験を行っているほか、9月には名古屋市でサービスを開始。事業としては、大阪が2例目となる。ウーバーのライバル、ディディチューシンは、既に9月から大阪で同様のサービスを展開し、1000台以上のタクシーを配車できるなど先行している。
近年、大阪では難波や道頓堀など大阪市内南部を中心に海外からの観光客が急増。2025年の国際博覧会(万博)の開催も決まり、今後も海外からの来訪者が増えることが予想される。今回のアプリを使えば、日本語ができない外国人でも、運転手と会話することなく乗車でき、支払いも済ませることができることから、サービスの利用拡大が見込まれる。ウーバーも、大阪を訪れる外国人観光客はさらに増え続ける可能性があるとみており、今後、両社の競争は激しくなりそうだ。
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