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迫真の演技で視聴者を惹きつける!「西郷どん」4話レビュー
■役者の底力を感じさせる4話
1月28日に放送された「西郷どん」の第4話。視聴率は14%台をキープしつつ、ついに渡辺謙が演じる斉彬が薩摩藩に戻ってくるまでの部分を語ることになった。その中で吉之助が慕っていた赤山靱負が切腹を命じられるなど、各役者の見どころが多い内容だ。
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■赤山靱負の切腹に動揺する一同
赤山靱負(沢村一樹)の切腹を知った吉之助(鈴木亮平)は、すぐに異を唱えるために島津久光(青木崇高)の元へ走る。しかし、彼は母であるお由羅に担ぎ上げられている部分が大きいこともあり、赤山の切腹に関する決定権などは持ちえなかった。
途方に暮れる吉之助だが、さらに彼の父である吉兵衛(風間杜夫)の元に赤山の弟である島津歳貞(井戸田潤)がやってくる。彼は吉兵衛に、赤山の介錯を依頼するのだった。切腹の日が迫る中、赤山が彼らを招いて酒の席を開くことになる。赤山は自分の教え子に当たる吉之助たちに対して、最後の言葉を残す。その言葉に誰もが涙を流しながら、気丈に振る舞う赤山と酒を飲みかわしていく。
そして、ついに切腹の日。吉兵衛の介錯の元、赤山は自ら命を絶つことになってしまう。彼の最後をその目でしっかりと見届けた吉之助は、斉彬(渡辺謙)に薩摩で起こっている現状を余すことなく手紙で伝えると共に、赤山が自害した時に着用していた血染めの肩衣を送るのだった。
■ついに立ち上がる斉彬
吉之助から薩摩の現状を突き付けられた斉彬(渡辺謙)は、藩主を自分に譲らない斉興(鹿賀丈史)をついに隠居まで追い込む。しかし、それでも藩主の席を譲らない斉興に対し、斉彬は拳銃によるロシアンルーレットを申し出る。
ギリギリの精神状態で引き金に指を掛け、斉彬はなんとか引いて見せる。そして自らの父に拳銃を渡し、彼も頭に銃口を付けて引き金に指を掛ける。しかし、斉興は拳銃を投げ飛ばしてしまい、ロシアンルーレットの勝負を放棄してしまう。この駆け引きに勝った斉彬は、ついに薩摩の藩主として帰還することになるのだった。
■各役者の演技が光った4話
怒涛のイベントラッシュのごとく進んだ「西郷どん」の第4話。内容としては少し歴史的考察が無いと難しい部分もあったが、その辺りは鈴木亮平や渡辺謙の演技力がカバーしているように感じる。特に、赤山の切腹を見ていた吉之助や、ロシアンルーレットに挑む斉彬の表情は鬼気迫るものがあった。
「西郷どん」はNHKにて毎週日曜日20時から放送中。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る)
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