注目銘柄ダイジェスト(前場):GameWith、ANAP、コロプラなど

2018年1月11日 11:45

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記事提供元:フィスコ


*11:45JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):GameWith、ANAP、コロプラなど
GameWith<6552>:4600円(+700円)1795
ストップ高。17年6-11月期(第2四半期累計)決算とともに、株式分割の実施や株主優待制度の新設を発表している。6-11月期の営業利益は6.24億円となり、決算説明資料によれば前年同期比2.7倍の大幅増益だった。また、1月31日を基準日として1株につき2株の割合で株式分割を実施する。新設する株主優待制度では、毎年5月末時点で100株(1単元)以上保有する株主を対象とし、一律にQUOカード1000円分を贈呈する。


ANAP<3189>:1170円(+169円)1688
大幅反発。一時1286円まで上昇して昨年来高値を更新した。17年9-11月期(第1四半期)決算を発表している。売上高は前年同期比1.0%増の15.86億円、営業利益は同2.9倍の0.97億円で着地した。インターネット販売事業が業績をけん引したほか、店舗販売事業でも既存店が好調だった。利益面では粗利率改善等が寄与した。18年8月期の通期業績については、営業利益で前期比23.3%増の2.50億円とする従来予想を据え置いている。


コロプラ<3668>:1020円(-205円)
大幅続落で約1年ぶりに昨年来安値を更新。任天堂が特許権侵害で東京地裁に同社を提訴したと伝わっている。任天堂では、同社の主力スマホゲーム「白猫プロジェクト」の差し止めと44億円の損害賠償、遅延損害金を求めているようだ。今後の展開に対する不透明感が急速に強まる格好に。また、クレディ・スイス証券では大幅減益ガイダンスが示唆するリスクを織り込んでいないとして、投資判断を格下げしている。


エキサイト<3754>:893円(+113円)
一時ストップ高。拡張現実(AR)と顔認証技術に人相科学(パーソノロジー)のロジックを掛け合わせることで顔パーツの大きさや形を瞬時に測定し性格を診断できるAR占いアプリ「charame(キャラミー)」のiOS版を1月10日から、Android版を1月中旬(予定)から提供開始すると発表している。各人相を人間が主観的に評価するのではなく、アプリが客観的に計測・評価することで、より精度の高い人相科学の構築を目指している。


ソースネクスト<4344>:1381円(+168円)
大幅続伸。東海東京証券が投資判断を新規に「アウトパフォーム」、目標株価を2000円としていることが買い材料視される。12月14日に販売を開始した超小型通訳デバイス「ポケトーク」が今後の収益を押し上げるとみているようだ。同社では供給能力を遅くとも今年度中には大幅に引き上げる予定であるほか、法人契約は月額制のため中長期的な収益性向上が見込めるとしている。今期営業利益は会社計画を上回り、来期は倍増を見込んでいる。


サイゼリヤ<7581>:3235円(-380円)
大幅続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は24.4億円で前年同期比10.5%減と2ケタ減益決算になったことが嫌気されている。円安による輸入食材価格の高騰、生産性悪化による労務費の上昇などが響いた。上半期は56億円で同16.4%増益の予想となっているが、下振れへの警戒感が先行する形に。30万株を上限とする自社株買いの実施を発表しているが、発行済株式総数に対する比率は0.6%で、インパクトは限定的との見方に。


ハーモニック<6324>:7200円(-60円)
さえない。17年10-12月期(第3四半期)の受注高・売上高実績(単体)を発表している。売上高は前年同期比55.8%増の101.93億円、受注高は同2.2倍の168.89億円となった。受注動向では産業用ロボット向けが大幅に増加したほか、半導体製造装置向けなど主要用途が全般に増加した。ただ、前四半期までの推移から受注好調は想定内と捉えられているようだ。前四半期比では売上高が6.4%増、受注高が15.8%増だった。


エヌピーシー<6255>:264円(+26円)
大幅に6日続伸。17年9-11月期(第1四半期)決算を発表している。売上高は前年同期比3.5倍の15.67億円、営業損益は1.90億円の黒字(前年同期は0.39億円の赤字)に転換して着地した。太陽電池製造装置や自動化装置が順調に推移した。18年8月期の業績については、上期営業利益が同23.9%減の3.19億円、通期では前期比59.5%減の2.39億円とする従来予想を据え置いているが、第1四半期の順調な進捗が好感されているようだ。《ST》

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