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宮崎駿監督の新作タイトルは『君たちはどう生きるか』 完成には3~4年か
アニメーション映画の宮崎駿監督が、現在制作中している新作タイトルが『君たちはどう生きるか』になると明かした。また新作の完成には「3年か4年かかる」ともされている。
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■新作タイトルについて宮崎監督がイベントで言及
10月28日に早稲田大学で行われたイベント「漱石と日本、そして子どもたちへ」にて、宮崎駿監督が壇上で自身の新作アニメーション・タイトルが『君たちはどう生きるか』になると明かした。
詳しい内容はまだ明らかにされてはいないが、新作タイトルは1937年に発表された吉野源三郎の著書から取ったものであり、「その本(『君たちがどう生きるか』)が主人公にとって大きな意味をもつ」とも語っている。
宮崎監督(76歳)は2013年に長編制作からの引退表明をしていたが、今年に入り再び撤回し新作へと取り掛かっていた。また監督は「完成には3年か4年かかる」とも付け加えられている。
■漫画版『君たちはどう生きるか』は33万部を突破
宮崎監督が語った『君たちはどう生きるか』とは、1937年にジャーナリストであり児童文学者でもあった吉野源三郎著書の作品だ。勇気、いじめ、貧困、格差、教養などについて書かれており、80年も昔の作品ではあるが現代にも通じる「人生のテーマ」を題材としている。
本作はTV番組や著名人などが取り上げたことで、最近では様々な場所で話題となった作品だ。8月にはコミカライズもされており、漫画版『君たちはどう生きるか』は10月30日には33万部を突破したほどだ。今年の夏休みには小学生の課題図書にも選ばれ、書店の店頭では漫画版と共に新装版が並べられ注目を集めていた。
これまでのジブリ映画と言えば『ハウルの動く城』や『魔女の宅急便』など児童書を扱った作品が多かったが、『君たちはどう生きるか』は哲学や思想をテーマとした作品だけに、宮崎監督がどのような味付けをし完成させるのか今から楽しみだ。(記事:高塔・記事一覧を見る)
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