インターネット上に存在のWebサイト、80%がSEO目的か

2017年10月26日 07:06

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記事提供元:スラド

 Googleでの検索結果内でより上位に自分のサイトを表示させる手法の1つに、多くのサイトから自分のサイトにリンクを張ってもらう、というものがある。Googleはサイトの価値を判断する指標の一つに「被リンク数」を使っているため、リンクを集めるほどサイトの価値が高いと認識されやすい。そこで、適当なサイトを多数立ち上げてそこから対象のサイトにリンクを張るという手法が以前より使われていた。こうした、「SEO(検索エンジン最適化)」のためのWebサイトは、インターネット上にある全サイトのうち約80%にも上るという推測がギズモード・ジャパンの記事で提示されている。

 こういったSEO用のサイト製作を請け負う企業も多数存在しているが、Google側も対策を取っており、最近ではコンテンツが少なかったり、コピペで作られたようなサイトからのリンクについては無視したり、逆にペナルティを加えるような処理が導入されている。そのため、一部のSEO業者側もコンテンツが充実している(もしくは充実しているように見える)SEOサイトを製作したり、既存のサイトをそのまま乗っ取ってSEOサイト化する、という手法を取り始めているようだ。

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