Googleのスマートスピーカー第2弾、「Google Home Mini」発売

2017年10月24日 06:40

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「Google Home Mini 」(写真: Googleの発表資料より)

「Google Home Mini 」(写真: Googleの発表資料より)[写真拡大]

 Googleは23日、日本では2つ目のスマートスピーカーとなる「Google Home Mini」を発売した。

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 Google Home Miniは先日発売されたGoogle Homeよりもかなり小さく、直径10cm程度、高さは4cm程度で小さくて厚みのある円盤の形をしている。重さも173g(本体のみ)と軽くなっている。色はチョーク、チャコール、コーラルの3色から選べる。チョークとチャコールは家電量販店でも購入できるが、コーラルはGoogle Storeでのみ購入可能。価格はそれぞれ6,480円(税込)だ。底面にはシリコンの滑り止めがついているので、サイドテーブルの片隅にも安心して置いておけるだろう。

 表面は無地の布地に見えるが、「OK, Google」と呼びかけるとドット4つのインジケータが点灯する。Google Homeと同じGoogleアシスタントが搭載されているので、機能はGoogle Homeとほとんど変わらない。音声入力でのGoogle検索や、音楽の再生、対応する家電の操作、Googleカレンダーや連絡帳と連携したスケジュールの管理、メッセージの送信も可能だ。

 23日からはGoogleアシスタントがradikoにも対応したので、音声で操作し、ラジオを聞くこともできるようになった。

 Google Home Miniが発表されたときには「布地で覆われた上部をタップして操作できる」とされていた。しかし現在その機能は停止されており、Google Home Miniは音声入力でのみ操作できる。先日発見された「ユーザーの意図に関係なく、周囲の音を録音してGoogleに送信してしまう」という不具合が見つかったためだ。

 これはGoogle Home Mini上部にあるタッチパネルの誤動作が原因だ。そのためGoogleは一時的にタッチパネルによる操作を無効にし、プライバシーを侵害する不具合に対応した。将来的には、この不具合を解消してもう一度タッチパネルによる操作が可能になると思われる。

 Google Home Miniは本体部分が小さいので、スピーカーとしての性能はGoogle Homeほどではない。BluetoothやChromecastでスピーカーを接続すればより良い音が楽しめるが、スピーカーとしても使いたいならGoogle Homeを選ぶなど、自分の使い方に合わせて選択可能だ。(記事:成瀬京子・記事一覧を見る

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