米国、ユネスコ脱退を表明

2017年10月14日 20:24

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 米国務省は12日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)に対し、2018年末の脱退を通告したことを発表した(プレスリリースNHKニュースの記事朝日新聞デジタルの記事YOMIURI ONLINEの記事)。

国務省では増加し続けるユネスコへの分担金滞納が懸念されること、組織の抜本的な改革が必要なこと、ユネスコで反イスラエル的なバイアスが続いていることを脱退の理由に挙げている。

米国ではパレスチナのユネスコ加盟が決まった2011年から分担金の拠出を凍結しており、滞納額は5億ドルを超える。米国は1984年にも政治的なバイアスを理由にユネスコを脱退し、2003年に復帰している。ユネスコはヨルダン川西岸のヘブロン旧市街をパレスチナの世界遺産に登録することを7月に決定し、イスラエルが反発していた。

米国は2019年以降、オブザーバー国として関与を続ける意向を示している。

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