秋ドラマの注目作「ぼくは麻理のなか」、原作は「惡の華」の押見修造

2017年9月28日 11:02

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女の子の体に自分の魂が乗り移ってしまうストーリーを描いた「ぼくは麻理のなか」。原作は意外なラストになっているが、ドラマではどこまで表現するのだろうか(c)双葉社

女の子の体に自分の魂が乗り移ってしまうストーリーを描いた「ぼくは麻理のなか」。原作は意外なラストになっているが、ドラマではどこまで表現するのだろうか(c)双葉社[写真拡大]

■10月から「ぼくは麻理のなか」実写ドラマがスタート

 夏ドラマが終わり、今度は10月から始まる秋ドラマのニュースが流れてきている。その中でも注目したいのが「ぼくは麻理のなか」だ。原作を描いているのは「惡の華」のアニメ化で話題となった押見修造である。

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■「ぼくは麻理のなか」とは

 「ぼくは麻理のなか」は「漫画アクション」にて2012年3月から2016年6月まで連載されていた青年向け漫画である。単行本にすると9巻となっており、すでに完結済みとなっている。

 主人公は東京にある大学へ進学したものの、新しい環境に馴染めず引きこもり生活を送っている小森功。彼の楽しみはゲームではなく、行きつけのコンビニで見かける女子高生を見つめることだった。次第に行動がエスカレートし、ついには尾行を始めていた。

 しかしある日、小森が目覚めると自室ではない部屋に移動していた。慌てふためくも部屋にあった鏡を見ると、自分がいつもコンビニで見つめていた女子高生・吉崎麻理の体になっていたのだ。なぜ麻理になったのかわからないが、それでも日常生活を小森は送り始める。

 その中で小森は、本当の麻理がどこにいったのか不安になってくる。元は男性であることもあり、女子高生を演じることにも限界が出てくる。そのとき、彼女の異変に柿口依がいち早く察知して麻理に詰め寄る。小森は自分の身に起こっていることを正直に話し、彼女と一緒に元の身体に戻る方法を探し始める。

■気鋭の新人を積極的に起用

 人が入れ替わるような物語となっている「ぼくは麻理のなか」だが、ドラマには今後期待される新人が起用されている。主人公となる小森には吉沢亮を起用。彼は「仮面ライダーフォーゼ」で俳優デビューし、2017年4月に公開された連続ドラマ「トモダチゲーム」では主演を務めている。

 また、小森の魂が入ることになる麻理役は池田エライザが担当。モデルとして現在も活躍しているが、2017年1月にはドラマ「ホクサイと飯さえあれば」に、9月には映画「トリガール!」にも出演している。

 「ぼくは麻理のなか」は小森と麻理が入れ替わるところから物語がスタートする。入れ替わり系の物語としては2016年に大ヒットした「君の名は。」と同じようなテイストになっている。しかし、「ぼくは麻理のなか」ではより人の内面にフォーカスした作品となっており、このドラマを新人役者がどのように演じてくれるのか期待したいところだ。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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