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【注目銘柄】モロゾフは上場来高値圏、18年1月期予想を2回目の増額修正、さらに3回目の増額余地
モロゾフ<2217>(東1)に注目したい。洋菓子の老舗である。18年1月期第2四半期累計が大幅増益となり、通期の非連結業績予想を増額修正した。7月に続いて2回目の増額修正である。さらに3回目の増額余地がありそうだ。株価は96年高値を突破して上場来高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年1月期予想を2回目の増額修正、さらに増額余地
18年1月期第2四半期累計(2~7月)の非連結業績(7月28日に増額修正)は、売上高が前年同期比1.8%増の141億52百万円、営業利益30.2%増の12億49百万円、経常利益が28.3%増の13億13百万円、純利益39.9%増の8億91百万円だった。7月28日の増額修正値を上回る増収増益だった。
洋菓子販売事業は1.9%増収、喫茶・レストラン事業は0.8%増収だった。喫茶・レストラン事業における百貨店の閉鎖による影響があったが、バレンタインデーなどのイベント商戦が好調に推移し、16年9月リニューアルした「アルカディア」などの焼菓子や、カスタードプリンなども好調を維持している。増収効果に加えて、生産性向上によって売上原価率も改善した。
通期の非連結業績予想は9月4日に増額修正した。7月28日に続いて2回目の増額修正である。売上高は50百万円増額して17年1月期比0.5%増の293億円、営業利益は50百万円増額して7.0%増の21億50百万円、経常利益は50百万円増額して6.4%増の22億円、純利益は50百万円増額して18.2%増の14億50百万円とした。
修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が48.3%、営業利益が58.1%、経常利益が59.7%、純利益が61.4%と高水準である。クリスマス商戦がポイントとなるが、通期会社予想に3回目の増額余地がありそうだ。
■株価は上場来高値圏、好業績評価して上値試す
株価(17年8月1日付で10株を1株に併合)は96年高値を突破して8月30日に上場来高値7970円まで上伸した。その後も高値圏で堅調に推移している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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