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Windows 10 Insider Preview、3日間で2本の新ビルドがリリース
MicrosoftはPC版のWindows 10 Insider Preview ビルド16273を23日にファーストリングおよび「Skip Ahead」ユーザーへ提供開始したのに続き、25日にビルド16275をファーストリングのユーザーへ提供開始した。25日にはモバイル版のビルド15245もファーストリング向けの提供が開始されている(Windows Experience Blogの記事:ビルド16273、ビルド16275/15245)。
ファーストリングはFall Creators Updateのリリースブランチ「RS3_RELEASE」、Skip AheadはRed Stone 4(RS4)の「RS-PRERELEASE」ブランチだが、ビルド16273では複合現実機能をサポートするView 3Dアプリのプレビュー版がSkip Aheadで利用可能になった以外、大きな違いはないようだ。Windows Insider Programを率いるMicrosoftのDona Sarkar氏は、RS4ブランチで大きな変更が始まるのは来週以降になると説明している。なお、Skip Aheadをいったんオフにしてビルド16275をインストールすると、Skip Aheadに戻ることはできなくなるので注意が必要だ。
ビルド16273ではSkypeコンタクトに追加してMy Peopleで絵文字による通知を試すことができる「Windows Insider Emoji Bot」と、新フォント「Bahnschrift」の追加が新機能として挙げられているが、ビルド16275に新機能はなく、変更点は改善や修正となっている。なお、ビルド16273の日本語版ではWindows PowerShellで「sfc /scannow」を実行したときに「検証〇%が完了しました。」の表示位置が前にずれていき、「た。 た。 た。 た。」のように「た。」が繰り返し表示されていく問題が修正されているとのこと。
ビルド16273以降ではWindows Experience BlogやフィードバックHubでのアナウンスに既知の問題点が記載されていない。現在、MicrosoftではWindows 10 Fall Creators Updateの完成に向けて安定化に注力しており、新ビルドのリリース間隔も短くなるため、問題点のリストアップを中止しているそうだ。ただし、Insider Program参加者の多くが影響を受ける重大な問題点については記載するとのことだ(On MSFTの記事)。
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