JR西日本など、「秋の関西1デイパス」 9月4日発売

2017年8月19日 10:34

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 西日本旅客鉄道(JR西日本)は17日、京阪神地区の普通列車(快速・新快速含む)が1日乗り放題になる企画乗車券「秋の関西1デイパス」の発売を発表した。発売期間は9月4日から12月10日まで。利用期間は9月7日から12月10日までとなる。

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 「関西1デイパス」は、近鉄・京阪・南海の私鉄3社と提携しているのが特長。乗車券に付属する引換券を各社の指定駅でチケットと交換することで、私鉄3社のうちいずれか1社も、指定エリアが一日乗り放題となる。

 「関西1デイパス」は2009年から年4回発売されているが、発売期間ごとに私鉄3社の乗り放題エリアが異なる。2017年の秋は、近鉄が石舞台古墳がある橿原神宮前駅および奈良交通バスが利用できる「飛鳥チケット」、京阪が比叡山延暦寺巡拝券がセットになった「世界遺産 比叡山延暦寺巡拝チケット」、南海が空海が創建した金剛峰寺のある「高野山チケット」のいずれかを選ぶことができる。

 ちなみに昨年の秋は、近鉄が「吉野・飛鳥」、京阪が石清水八幡宮のある「男山」、南海が大河ドラマ真田丸とタイアップした「真田・九度山」を選ぶことができた。発売期間や時期に応じて、様々な観光地を抱える私鉄側の乗り放題エリアを見直しているのも、特長である。

 JR西日本と私鉄3社以外にも、大阪水上バス及び近江鉄道とも提携しており、「関西1デイパス」を提示することで、大阪水上バスでは「アクアライナー」、「水都号アクアmini(期間限定運航)」が、近江鉄道では全線が、それぞれ乗り降り自由となる。また、選んだ私鉄各社のチケットを提示することで、提携先の飲食店・土産物店の割引サービスや、社寺の拝観料割引も受けることができる。

 なお、JR・私鉄とも有料特急を利用する場合は、「関西1デイパス」のほか、各社の特急券が別途必要となるので注意が必要(事前予約が必要な列車もある)。

 料金は、大人3,600円、子供1,800円。購入時に利用日の指定が必要だ(未使用であれば1回のみ変更可)。JR西日本全域の「みどりの窓口」「みどりの券売機」のほか、主な旅行代理店で取り扱う。(記事:松村美風・記事一覧を見る

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