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中国政府、ウイグル族に監視アプリのインストールを強制
masakun曰く、 ウイグル族などの少数民族が居住する中国の新疆ウイグル自治区で、中国政府がAndroid端末に官製スパイウェアのインストールを住民に強制、拒否すれば拘束もありうるという事態になっていることが報じられた(ニューズウィーク、bleepingcomputer.com、Radio Free Asia)。
このアプリはウルムチ市公安局主導で開発された「百姓安全」で、アプリケーションはユーザーのハッシュ値を作成し既知のテロリストや非合法宗教のコンテンツのデータベースと照合、ヒットすれば削除したり、疑わしいアクティビティはIMEI、IMSI、およびWiFiのログイン情報とともに政府のサーバにアップロードする。地元のウイグル族は7月中旬微信(中国で普及しているインスタントメッセンジャーアプリ)を通じて地元警察より「百姓安全をインストールし、路上抜き打ち検査に備えよ」という通達を受け取っており、アプリを拒否したためにすでにいくらか拘束者も出た模様。
地域間の所得格差が激しいため中国の地方都市でiPhoneをもつのは難しそう(Engadget Japanese)。であれば職務質問に備えて激安のWindows 10 Mobileを使えばいいじゃないかと思ったが、W10Mはアプリが限られている上、空港やショッピングセンターが提供する無線LAN(Wi-Fi)にすらログインできないので中国では使い物にならないという(山谷剛史の「アジアIT小話」 ― 第139回)。
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