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象の祖先の化石、たまたま躓き転んだ少年が発見 米国で
danceman曰く、 米国ニューメキシコ州ラスクルーセス郊外の砂漠にて、120万年前のステゴマストドンの頭蓋骨が発見された。両親と一緒にハイキングに訪れた10歳の少年Jude Sparks君が、たまたま転んだ場所に化石があったという。太古の時代、リオグランデバレーには象の祖先といわれる長鼻類が三種類生息しており、ステゴマストドそのンはうちの一つといわれている。(msn、CBS)
少年が走っている時に牙に躓いて倒れた際、ちょうど顔の横にステゴマストドンの下顎があり、少し先にもう一方の牙が見えたという。ニューメキシコ州立大学のPeter Houde教授が以前、似たような化石を発見したことがあると知った少年の両親が同教授に接触し、今回の発掘作業に至ったという。少年の家族も発掘作業に参加しており、発掘には一週間かかったそうだ。化石の状態はとても脆く、化石を囲っていた堆積物の支えを失うと小さな破片に砕けてしまい、専門家でなければ再構築できない状態だったようだ。
また、今回の化石が発見された場所が私有地であったため、発掘の許可が降りるまで数ヶ月かかったそうだ。ニューメキシコ州法では、私有地で発見された脊椎動物の化石はその土地の持ち主の所有物になるのだが、私有地の持ち主が具体的な場所を明かさないことを求めているため、化石の発掘が行われた場所は明かされていない。化石は現在、ニューメキシコ州立大学に保管されているとのこと。
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