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何かが太陽系に歪みをもたらしている 新たな天体の可能性が示唆
記事提供元:スラド
taraiok曰く、 私たちの太陽系は惑星の軌道がほぼ同一の平面内に収まっている。しかし、海王星軌道の外側にあるカイパーベルトではこの平面に歪みが生じているという。この原因の一つとして、楕円軌道を持つ「第9惑星(惑星X)」が存在する可能性が示唆されているが、最新の論文によれば第9惑星とは別の新たな天体が存在している可能性があるようだ(Futurity、arXiv.org、Slashdot)。
研究者たちはカイパーベルトにある600個以上の天体(Kuiper belt Object KBO)軌道面の傾斜角を分析した。KBOの軌道傾斜角は太陽や大きな惑星の影響により、それらと垂直になるのが普通だ。しかし、分析の結果、実際にはそうではなく約8度傾いているものが一定数存在する。論文の筆頭筆者であるアリゾナ大学Kat Volk氏は、こうした歪みを引き起こすには火星ほどの質量が必要で、さらに第9惑星とは異なり太陽系に近い軌道を持つものでは無いかとしている。
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