北朝鮮、「ICBM発射実験に成功」と発表

2017年7月5日 20:23

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記事提供元:スラド

masakun曰く、 北朝鮮が「ICBM発射実験に成功した」と発表した(NHKニュースロイター朝鮮日報防衛省・自衛隊「北朝鮮による弾道ミサイルの発射について(第2報)」)。

 日本の防衛省の発表によると、7月4日午前9時39分頃、北朝鮮西岸の亀城(クソン)付近から東方向に弾道ミサイル一発が打ち上げられ、「2,500kmを大きく超える高度に達し、約40分間、約900km飛翔」した後、日本の排他的経済水域内の日本海に落下した。同日午後3時半に北朝鮮の国家科学院は特別重大放送として「ICBM発射に成功した」「試射は最も大きな角度で行われた。発射体は頂点高度2802キロまで上昇し、983キロ飛行した」「大陸間弾道ロケットは39分間飛行して東海(日本海)海上の目標を攻撃した」と発表した。大陸間弾道ロケット「火星14」の移動式発射台や金正恩氏の視察についてこちらで見ることができる。

 なおロイターによれば、米科学者団体「憂慮する科学者同盟」のDavid Wright氏がアメリカ軍太平洋司令部の発表が正しければ、同ミサイル「火星14」の最大射程は6700kmで、ハワイ島や48州は無理だがアラスカは狙える可能性があると指摘しているという。

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