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アストンマーティン、初の電気自動車「RapidE」生産へ
アストンマーティンが発表したイメージ画像。(画像:アストンマーティン発表資料より)[写真拡大]
英国の伝統的自動車メーカー、アストンマーティン社は、2015年11月にコンセプトカーとして発表した電気自動車「RapidE」を、2019年に155台限定で生産すると発表した。これは、同社にとって初の、完全な電気自動車となる。
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RapidEは、Papide AMRをベースに製作される。オリジナルのRapidEコンセプトの制作に関わったウィリアム・アドバンスド・エンジニアリング(英国オックスフォードシャー州)が引き続きメインパートナーとして協力し、エンジニアリングの統合をはじめとする複雑な開発作業において支援する。
RapidEは、4ドア・スポーツカーとなることが予定されている。6リッターV12エンジンに代わる電動パワートレインが搭載され、RapideSと同等のダイナミックな走行性能を発揮、また瞬時にパワーが立ち上がる電気モーターの特性によってユニークなドライビング体験が提供されるというが、この電動パワートレインに関する詳細は、今後順次発表されていくことになる。
アストンマーティンは、「1世紀以上に渡ってアストンマーティンの心臓部に搭載されてきた内燃エンジンは、今後も数年間は変わることはない」という声明を出しているが、逆にいえば、状況次第では電気自動車に大きくシフトしていく可能性を示唆したということでもある。
完全な電気自動車で、かつスポーツカーという分野は、現状、アメリカのテスラ・モーターズ社の一強状態にあるが、日本に「トミーカイラZZ」を擁するGLMがあり、またジャガー・ランドローバーが2018年の「I-PACE」投入を控え、アウディが「Q6 e-tron」の発売を同2018年に予定し、ポルシェが2020年に向けた「ミッションE」生産を計画している。
今回のアストンマーティンの参入を受け、今後、各社が凌ぎを削る激戦の様相を呈していくことが予想される。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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