カタール問題で国内のヘリウムが不足する可能性

2017年6月15日 19:37

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 日本ではあまり大きな話題にはなっていない中東・アラブ諸国のカタールとの国交断絶だが、これによって日本への資源輸入に影響が出る可能性があるという。

 カタールから日本へは液化天然ガス(LNG)の輸入が行われており、電力会社やガス会社などがカタールから輸入したLNGを使用しているとのこと。ただし、こちらについては大きな影響は今のところないという(日刊工業新聞)。それよりも問題が大きそうなのがヘリウムの輸入(日経新聞)。ヘリウムはカタールを含む世界6カ国でしか作られておらず(日経新聞)、その1つである米国は大量に備蓄を行っているものの、その放出は限定的で、米国からの輸入が一時的に止まった結果2012年にはヘリウムガス不足が話題になった。2013年には岩谷産業がカタール産ヘリウムの輸入を開始したが(SANPO WEB)、現在カタールからの出荷が止まっている状況だという。

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