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海賊版の映画などをUSBメモリにコピーできるエチオピアのキオスク端末
エチオピアには海賊版の映画やテレビ番組、音楽を販売するキオスク端末が存在するそうだ(TorrentFreakの記事、The Next Webの記事、Ars Technicaの記事)。
このキオスク端末「SwiftMedia」をAll Martというスーパーマーケット(米Walmartにたとえられているので大型店だと思われる)に設置されているといい、コダックの店頭セルフ端末のような配色が目を引く。端末にはUSB端子が備わっており、画面上で選択した映画などの動画ファイルをUSBメモリーにコピーして持ち帰ることができるとのこと。ファイルはDRMなしで、長編映画が3ブル~5ブル(約15円~25円)と激安。古い作品ほど高額になり、ドキュメンタリーが最も高額だという。
端末を発見したTorrentFreakの読者は、著作権切れ作品などを販売しているのかと思ったが、公開当日の映画を購入可能になっていることから海賊版だと判断したという。読者は端末の近くに常駐している担当者が1日中海賊版をダウンロードし、端末のHDDに保存していると疑っているようだ。また、エチオピアでは著作権があまり問題にならないとも語っているとのことだ。
なお、販売されているのが本当に海賊版なのかどうかは不明だ。昨年5月には端末の維持管理を行うとみられるEscape Computingがスタッフを募集しており、7月には現地メディアAddis Insightの記事でショッピングモールに設置された端末の写真とともにSwift Media社が紹介されている。記事では海賊版が販売されているかどうかについては触れておらず、端末は特に問題視されることなく、1年近く公共の場に設置されているようだ。ただし、TorrentFreakの記事公開後、Escape ComputingがFacebookに投稿した求人募集は削除されている。
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