ローソン、カフェイン97%オフ「MACHI cafe カフェインレスシリーズ」発売

　ローソンは、5月9日より、全国で「MACHI cafe カフェインレスシリーズ」を発売する。これは、コンビニ淹れたてコーヒーとして初の全国展開となる。

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　全国のマチカフェ導入店舗（12,024店、2017年3月末現在）で発売されるのは、カフェインを97%以上カットした「カフェインレスコーヒー」（税込150円）、「カフェインレスアイスコーヒー」（税込200円）、「カフェインレスカフェラテ」（税込200円）、「カフェインレスアイスカフェラテ」（税込200円）の4種類。コロンビア産のアラビカ豆を100%使用し、化学物質を使用しないウォータープロセス方式を採用して、カフェインを97%以上カットしたコーヒーシリーズだ。

　ウォータープロセス方式とは、カフェイン以外の成分が飽和した水に生豆を浸し、生豆からカフェインを抽出する方法。カフェイン抽出後の生豆を乾燥させたものを焙煎し、カフェインレスコーヒーが作られる。

　ナチュラルローソンでは、2016年10月より、マチカフェ導入店舗で「カフェインレスコーヒー」（税込150円）を発売している。Ponta会員データによると、ナチュラルローソンにおけるホットコーヒーの購入者は約60%が女性で、カフェインレスコーヒーの購入者も約75%以上が女性だ。コーヒーの販売量が増える朝から午後にかけて、また、夕夜間にも購入されていることがわかっている。

　財務省の貿易統計によると、日本のカフェインレスコーヒー生豆の2016年度の輸入量は、2012年と比較して約2倍に増えており、コーヒーを1日に複数杯飲む人や、夜のリラックスタイムに楽しむ人を中心に、カフェインレスコーヒーへの注目が高まっている。

　コーヒーの他にも紅茶やお茶などのカフェインレス製品が、大手メーカーが次々発売されている。健康志向の高まりや女性、シニア世代のニーズが高まる中、カフェインレス製品の需要は今後ますます伸びる見通しだ。（記事：服部小夜子・記事一覧を見る）