【材料でみる株価】フィル・カンパニーは武蔵小杉に空中保育園新設を発表、4月14日基準日で株式2分割

2017年4月7日 10:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 時間貸し駐車場の地主に上部「未利用」空間への貸店舗建設を提案する空中店舗フィル・パーク事業を展開しているフィル・カンパニー<3267>(東マ)は、4月6日に武蔵小杉に空中保育園施設を17年8月頃新設すると発表した。17年11月期は2桁営業増益予想である。株価は3月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡し、4月14日を基準日とする株式2分割も評価して上値を試す展開が期待される。

 土地オーナーだけでなく一般投資家や機関投資家の高まる不動産投資ニーズに応えるべく、土地オーナーの遊休地活用(不動産土地活用)としての空中店舗フィル・パークの企画・設計・建築スキームに加えて、投資対象としての空中店舗フィル・パークを当社グループが企画・開発・販売する新たな事業スキームを構築する。

 4月6日には、東京急行電鉄と連携して、東横線・武蔵小杉駅から徒歩3分のコインパーキング上に2階から4階を新設し、川崎市の認可保育園を設置すると発表した。保育園は社会福祉法人尚栄福祉会が運営する。

 17年11月期の連結業績予想は売上高が16年11月期比25.9%増の21億円、営業利益が同21.1%増の2億50百万円、経常利益が同9.4%増の2億50百万円、純利益が同6.7%減の1億60百万円としている。積極的な事業展開で好業績が期待される。

 株価(16年11月新規上場)は、3月6日の上場来高値4985円から利益確定売りで一旦反落し、その後は概ね3600円~4100円近辺のレンジで推移している。自律調整の範囲だろう。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺で下げ渋る形だ。自律調整が一巡し、4月14日を基準日とする株式2分割も評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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