Adobe Flashを殺したのは誰か

2017年4月4日 11:46

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 Adobe Flashは死んだ。今や多くのブラウザがFlashの動作に制限をかけており、ユーザーにFlashを利用させるためには報奨金が必要なほどだ。実質的にFlashに引導を渡したのは、Appleだ。AppleはiPhone OSでは一貫してFlashをサポートしてこなかった。7年ほど前にスティーブ・ジョブスは、「Thoughts on Flash」という記事を書いてAdobeとFlashの問題点を語った。これがFlashの終わりの始まりであったのだろう(DARING FIREBALLマイナビニュース)。

 反論意見もある。UIデザイナーでコラムニストのJohn Gruber氏は、私はジョブズの記事がFlashラッシュを殺したとは思わない。しかし、AdobeはFlashの終焉を受け入れた。Flashを殺したのは、iOSの人気とiOSユーザーの人口の多さだ。仮にジョブスが「Thoughts on Flash」を公開していなくても、いずれFlashは死んでいただろう。AndroidはFlashによるビデオ再生を廃止することにより、バッテリー寿命を半減させることができたのだから(DARING FIREBALLSlashdot)。

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