筒井康隆のラノベ続編、新人が勝手に書いて応募し入賞、刊行へ

2017年3月7日 18:55

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 「時をかける少女」などで知られる小説家、筒井康隆氏によるライトノベル作品「ビアンカ・オーバースタディ」の続編というライトノベル「ビアンカ・オーバーステップ」が3月15日に発売される。本作は新人作家「筒城灯士郎(とうじょう・とうしろう)」のデビュー作となるのだが、筒井康隆に無断で執筆され、星海社の「星海社FICTIONS新人賞」に投稿された結果受賞して刊行に至ったという異色の経緯となっている。

 公開されている新人賞の座談会では「全部80点」「破綻がないことこそが不満」と高く評価されており、編集者から「筒井さんのご承諾をいただけなくても、受賞はさせるべき」といった声があったようだ。その後正式に筒井康隆氏の承諾を得ての刊行になったという。

 スラドのコメントを読む | 書籍

 関連ストーリー:
スラドに聞け:「ラノベを読んでも読解力は身につかない」のか否か 2016年12月22日
カドカワの投稿サイトに、カドカワからの出版契約をすっぽかされた話が投稿される 2016年03月03日
「ライトノベル執筆向けPC」が登場 2015年01月08日
映画「日本以外全部沈没」 ただいま撮影中 2006年05月16日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事