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フィンテック分野の投資では中国が米国を追い越す
taraiok 曰く、 中国の金融分野での成長がすごいそうだ。シティグループが発表したDIGITAL DISRUPTION –REVISITEDという報告書によれば、フィンテック(FinTech)分野で中国の投資能力は北米を追い越したという。研究者たちによれば、アジア最大の新興企業を示す業界用語「中国巨龍(Chinese Dragons)へのパワーシフトが進んでいるとみているとされる(FORTUNE、Slashdot)。
ここ数カ月の間で中国は金融革新の最前線にいる。同報告書によると昨年9月までの全世界のフィンテック投資の半分以上を中国が占めた。ベンチャーキャピタルの分野では、2015年の同期間で19%であったのに対し、2016年では世界全体の46%と倍増レベルに。一方、米国の同分野での投資額は2015年が56%であったのに対し、2016年は41%にまで減少している。また中国政府の規制が緩いのも投資を後押ししているそうだ。
この状況になったのには外部的な要因もある。米国では新興フィンテック企業の不祥事が発生したことで、民間投資家の熱意を冷ましてしまった。一方、中国ではモバイル機器の普及でインターネット環境が整いつつあり、さらに投資に熱心な中産階級が増加していることがフィンテック投資熱を後押しをしている。とくにLu.com、JD Finance、Qufenqiと呼ばれる投資家グループは、それぞれ12億ドル、10億ドル、44億ドルの資金調達を行っており、フィンテック分野の世界的なリーダーとして成長している。
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