薬乱防止啓発と大麻取り締まりを強化、塩崎厚労相

2016年11月16日 17:37

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 塩崎恭久厚生労働大臣は元女優の高樹沙耶容疑者が大麻使用を認めたのをはじめ、高校生などにも乱用が広がっている状況について、16日までの記者会見で、薬物乱用防止の啓発強化と大麻に関する徹底した取り締まりを警察と連携し進める考えを示した。

 塩崎大臣は「大麻は国際条約で最も危険性の高い麻薬で、ヘロインと同じような厳しい規制がかかっている」としたうえで「一方で、世界で最も乱用されている麻薬ということである」と危惧した。

 また「最近、大麻に関して有名人や高校生などが逮捕されるということが起きているが、深刻な問題だと思う。特に、若者に多いというのが最近の傾向と聞いている。由々しき事態だと思っている」とし「若者向けの薬物乱用防止の啓発にさらに力を入れていかなければいけない。また大麻に関する徹底した取締りを強めていかなければいけないと考えている』と述べた。

 塩崎大臣は「啓発へ、さらに何ができるのかしっかり考え、警察などと連携していきたいと思っている。もちろん学校現場も同じ」と連携を強め、薬物乱用防止のための土壌づくりに努める考えを示した。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
危険ドラッグの規制は一体何が問題なのか
大麻事犯での検挙 初の3000人超え
薬物乱用検挙者の97%が覚せい剤と大麻
麻薬など勧められた経験 50代以上9・1%有
不正大麻・けし撲滅運動始まる

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事