正規雇用は58.8%、完全失業率は3.1%

2016年7月29日 15:52

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 総務省が29日発表した6月分の労働力調査(速報)で就業者数は6497万人。前年同月に比べ72万人の増え、19カ月連続して増加していることが分かった。完全失業者数は210万人と前年同月に比べ14万人減少し、73カ月連続して減少していた。完全失業率は3.1%。前月から0.1ポイント低下した。

 また雇用者数は5740万人で、前年同月に比べ75万人増加。42か月連続の増加となった。雇用の内訳をみると5740万人のうち、正規雇用は3376万人で、前年同月に比べ31万人増えてはいたが、雇用全体の58.8%と6割を切っている。

 非正規雇用は2016万人で前年同月に比べ46万人増加した。内訳ではパートが987万人と前年同月より35万人の増加。アルバイトが401万人(8万人増)。派遣社員137万人(11万人増)、契約社員284万人(1万人増)、嘱託社員123万人(3万人減)、その他84万人(6万人減)だった。

 産業分野別では卸・小売業が最も多く1040万人、次いで製造業の1025万人、医療福祉の842万人だった。前年同月比で最も増加していたのは医療福祉の43万人、最も減っていたのは建設業の15万人だった。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
同一労働同一賃金実現で非正規の言葉一掃 総理
四半世紀ぶりに高い有効求人倍率
雇用情勢は引き続き改善 高市総務大臣
企業の4割が正社員が不足と感じる 高まる人手不足感
完全失業率5年連続で低下 昨年平均値3.4%

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事