【話題株】アース製薬と大幸薬品が資本提携、殺虫剤市場に新風を巻き起こすか

2016年7月7日 10:15

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 アース製薬<4985>(東1・100株)と大幸薬品<4574>(東1・100株)が資本提携。6月6日に基本合意締結の発表が行われていた。7月5日に改めて契約の締結、第三者割当による自己株式処分の具体的な内容が発表された。アース製薬の所有する大幸薬品持ち株比率は5.78%となり、第3位の大株主となる。

 アース製薬は日用品メーカーの大手。殺虫剤においては国内シェア50%を超える、文句なしの首位。一方の大幸薬品は代表的な商品の正露丸の他、二酸化塩素を用いた物体・空間除菌クレベリンシリーズを持つ。今回の提携は、この「二酸化塩素を用いた物体・空間除菌」と、大きな市場を持つ「蚊の忌避効果」の共同研究開発を行う。

 デング熱やジカ熱の報道により、蚊に対する予防意識はたかまっている。大幸薬品との共同開発で登場した高機能商品がアース製薬のブランド・販売力で登場となると、市場に一大旋風を巻き起こしそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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