回転利きづらく、内需系の押し目拾いに向かいやすいか/後場の投資戦略

2016年6月30日 12:20

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記事提供元:フィスコ


[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;15694.81;+127.98TOPIX;1255.73;+8.04

[後場の投資戦略]

 日経平均は連日でギャップ・アップとなったが、その後は上げ幅を縮めてきている。自律反発の流れとはいえ、週明けからのリバウンドで日経平均は700円超の上昇となっており、利益確定も出やすいところであろう。ただ、このところはお昼ごろから先物市場で強含み、後場一段高となる動きが続いている。月末のドレッシング買い等の下支えも期待されやすく、底堅さは意識されそうである。

 物色としては足元で売り込まれていた銘柄やセクターへの買戻しがみられているが、昨日同様、トヨタ自<7203>など自動車や銀行などは寄り付き水準を下回っており、回転が利きづらいため、次第に戻りの鈍さが嫌気されてくる可能性はありそうだ。短期資金は値動きの軽い中小型株にシフトしやすいほか、内需系の押し目拾いに向かいやすいだろう。(村瀬智一)《NH》

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