「不平等」だと恵まれていても幸福度が下がる

2016年6月28日 10:19

印刷

記事提供元:スラド

 人間の感じる幸福度は、「不平等」が生じると下がるという研究結果が発表された(WIREDNature Communications誌掲載論文)。

 これによると、自分が他者と比較して恵まれていた場合でも、他者との間に不平等が生じていると幸福度が下がるという。ギャンブルを使った実験では、「自分が勝った場合は同じチームのメンバーも勝ったほうが幸福度は上がるが、自分が負けた場合はチームもメンバーの同様に負けたほうが幸福度が上がる」という結果が得られたそうだ。そのほか「他者よりも多くのお金を得ると幸福感が下がる傾向をもつ人」や「他者より得るものが少ないと幸福感が下がる傾向をもつ人」があり、実験では前者は後者よりも多く他人にお金を分け与える傾向があったという。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | お金

 関連ストーリー:
消費と人間の幸せの関係は 2016年04月12日
Facebookを止めると幸せになれるという調査結果 2015年11月12日
幸せに働きたいなら、ロボットに監督してもらえ 2014年08月28日
幸せなプログラマは問題解決能力が向上する 2014年03月14日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事